どうもこんにちは!
今日は皇宮護衛官(皇宮警察)の仕事について解説をしていきます。
試験内容や、給料、仕事内容、実態を解説していきますので、
特にこれから目指そうと考えている人や、興味がある方は、最後までご覧ください!
また、公務員のほかの仕事はこちらでも解説していますので、
併願を考えている人や公務員に興味のある人は、こちらもチェックしましょう!
目次
皇宮護衛官とは?
まずは皇宮護衛官がどんな仕事なのかを解説していきます。
皇宮護衛官の仕事を一言でいうと、天皇・皇后両陛下や皇族の護衛と警備です。
主な勤務先は、皇居か赤坂御所であり、国家公務員の中でもかなり特殊な仕事と言えます。
天皇・皇后両陛下や皇族の護衛と警備という重要な仕事をするので、もちろん優秀でなければなることはできません。
身体能力の高さだけでなく、海外の来賓や大使が訪れた際の身辺警備もするので、礼儀の正しさや、教養も求められます。
皇宮護衛官になるには
皇宮護衛官になるためには、皇宮護衛官採用試験を受験し、採用される必要があります。
試験は大卒区分と高卒区分で分けられており、受験資格や試験難易度が変わります。
またこれ以外にも柔道2段以上・剣道3段以上の保持者の人を対象とした武道有段者試験というものもあります。
試験に合格し、採用されると皇宮警察学校へ入学して
経験を積んで、必要なスキルや技術を磨きます。
学校のカリキュラムには、警察学校のような警察実務をはじめ、
課外授業として、和歌や茶道といった日本文化の学習、
乗馬訓練、海外の来賓に対応するため、英会話の授業が実施されています。
皇宮護衛官の試験内容
一次試験:択一式基礎能力試験・論文
二次試験:面接試験・身体検査・身体測定・体力検査・性格検査
一次試験:択一式基礎能力試験・作文
二次試験:面接試験・身体検査・身体測定・体力検査・性格検査
体力検査は、上体起こしや立ち幅跳び、反復横跳びなどを行い、基準に満たないと不合格になる厳しい試験となっていますので、
勉強はもちろんのこと、体力づくりも並行して行うよう頑張りましょう!
皇宮護衛官の試験難易度
試験難易度は非常に高く、勉強だけでなく体力測定もあります。
採用人数も少ないため、倍率も例年30倍近くになります。
難易度も非常に高い試験の一つとなっていますので、目指すのであれば早くから準備する必要があります。
基礎能力試験では、一般職の公務員同様の問題が出題されます。
勉強法についてはこちらで解説しておりますので必ずチェックしましょう!
皇宮護衛官の給料
皇宮護衛官は、国家公務員の給料表で、公安職俸給表(一)というものが適用されています。
公安職俸給表(一)は一般職の公務員と比べると10から15%ほど高い給料となっています。
初任給はいくら?
皇宮護衛官の初任給も他の公務員よりも高い金額となっています。
・大卒程度…246,240円
・ 高卒程度…203,400円~234,600円(学歴により違いあり)
※東京勤務の場合の金額
こちらが金額となっており、東京の地域手当が上乗せされているので、高卒から働いている人でも20万円を超えます。
地域手当についてはこちらで解説しております!合わせてチェック!
皇宮護衛官の特殊な勤務体系とは?
皇宮自衛官のメインの仕事となる、警備の仕事では特殊な勤務体系を取っています。
4交代制と呼ばれるもので、
1日目:当番として約24時間勤務
2日目:非番(休み)
3日目:週休(休み)
4日目:8:30から17:00までの日勤
を繰り返します。
なかでも24時間勤務するというのは慣れない勤務体系になると思います。
皇宮護衛官になるメリット・やりがいとは?
皇宮護衛官のメリットとやりがいについて解説していきます。
・誇りをもって仕事ができる
・福利厚生が充実
・仕事とプライベートを両立しやすい
1:誇りをもって仕事ができる
皇宮護衛官は天皇や皇族の方々を守る仕事であり、責任の重さと、やりがいが非常にあります。
また、皇居の内部といった一般の人が立ち入ることができない場所を見ることができるため、この仕事ならではの経験をすることができます。
2:福利厚生が充実
24時間勤務や、日々の鍛錬など体に負担が大きい仕事の分、休日はしっかりとリフレッシュする時間がとれるうえ、出産や育児休暇といった制度もあります。
そのため女性の方でも目指している方や実際に働いている方がいます。
3:仕事とプライベートを両立しやすい
4交代制という特殊な勤務体系で不規則なため、体の負担は大きいですが、
残業がなく、休日はしっかりと休めるため、仕事とプライベートを両立させやすいです。
皇宮護衛官になるデメリットとは?
続いて、皇宮護衛官の大変なことや、デメリットについてお話しします。
・忍耐力が求められる
忍耐力が求められる
デメリットではありませんが、大変なこととして、皇宮護衛官は、非常に高い忍耐力が求められ、警備の仕事を始め、地味な業務が多いです。
そのため、目指すときには忍耐力はもちろん、体力や熱意、覚悟が必要になります。
日常的に筋トレや自主的な勉強を継続し続けるのも大変なところです。
女性の皇宮護衛官はどのくらいいるの?
試験を突破すれば、女性でも皇宮護衛官になることができます。
もちろん、実際に働いている女性の方もおりますが、人数は全体の1割程度です。
また警察官と違い男女別で採用されるわけではなく、女性の採用人数に上限はないです。
まとめ:皇宮護衛官ってどんな仕事?
今回は皇宮護衛官について解説しました。
皇室をお守りするという、責任のある仕事と貴重な経験ができることは大きな魅力であり、熱意や忍耐力のある方にとてもあった仕事だといえます。
また女性でも目指せる環境が整っているので、男女問わず興味のある方は早いうちから準備をしておくことをおすすめします。
他の仕事を調べてみたい方はこちら!
勉強法やおすすめの参考書も解説しています!
以上ザワングでした!