「採用された1年目の夏からボーナスは支給されるの?」と気になっている方も多いですよね。
特に公務員1年目の方は、ボーナスの仕組みについて分からないので、ボーナスがどのくらい支給されるのか知っておきたいですよね。
そこで今回は公務員1年目のボーナスの支給額や、計算方法について解説していきますので、是非最後までご覧ください。
目次
公務員は一年目の夏からボーナスが支給される
結論からお伝えすると、4月1日に採用される公務員でも6月に支給される夏のボーナスは支給されます。
ただし、公務員1年目からボーナスが満額もらえるわけではなく、3割~4割程度減額されて支給されますよ。
詳しい計算方法についてはこちらの記事で解説していますが、公務員のボーナスの計算には対象期間の勤務実績が関わっているため、夏のボーナスは減額されてしまいます。
夏のボーナスは12月から5月の6ヶ月間の勤務状況で支給されますが、4月1日~5月31日の2ヶ月間しか働いていないので、その分のボーナスは期末手当が3割、勤勉手当が4割に減らされてしまいます。
ボーナスの金額は?1年目は減額される?
1年目の夏からボーナスが支給されるということをお伝えしましたが、具体的に自分がどのくらいボーナスを貰えるのか気になりますよね。
そこで次は公務員1年目のボーナスを実際の数字をもとに計算してみましょう。
期末手当:(給料+地域手当+扶養手当)×支給月数(2022年夏は1.15月)×0.3
勤勉手当:(給料+地域手当+扶養手当)×支給月数(2022年夏は1月)×0.4
期末手当+勤勉手当=ボーナス額
※支給月数は見込みの数字
上記の計算式をもとに、1年目の夏に支給されるボーナスを初任給180,000円、地域手当20%で計算すると下記の通りで、ボーナス額は160,920円となりますね。
期末手当:(180,000+36,000)×1.15×0.3=74,520
勤勉手当:(180,000+36,000)×1×0.4=86,400
74,520+86,400=160,920
冬のボーナスはどうなるの?満額支給される?
ここまで公務員1年目の夏のボーナスについて解説していきましたが、冬のボーナスはどのくらい支給されるのでしょうか。
冬のボーナスは夏と異なり6月1日から11月30日の間の分として計算されるので、1年目から満額支給されます。
計算方法は夏のボーナスと同様で計算をしますが、満額支給されるため見込みの額としては下記の計算の通りで、冬のボーナスは464,400円となりますね。
期末手当:(180,000+36,000)×1.15=248,400
勤勉手当:(180,000+36,000)×1=216,000
248,400+216,000=464,400
1年目から増額!?2022年の勧告で冬のボーナス金額が変わる?
ここまで公務員1年目のボーナスの計算方法について解説していきましたが、実は2022年の冬のボーナスから支給される金額が上がる見込みです。
詳しくはこちらの記事で解説していますが、2022年は人事院勧告で国家公務員のボーナスや基本給の引き上げ勧告がありました。
そのため、今回の勧告通り、ボーナスの支給月と基本給が引き上げられた場合、1年目の冬のボーナスも増額になりますよ。
まとめ:公務員1年目の夏のボーナスは?どのくらい支給されるの?
今回は公務員1年目のボーナスの支給額や計算方法について解説しました。
公務員は6月と12月にボーナスが支給されますが、6月に支給される夏のボーナスも1年目から満額ではないものの3割程度支給されます。
また、こちらの記事で解説していますが、自治体によっては6、12、3月の3回に分けてボーナスが支給される自治体もあります。
是非今回の記事を参考に自分のボーナス額を計算し、使い道の計画を立ててみてはいかがでしょうか。
以上ザワングでした。