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国勢調査と公務員
どうもザワングです。
今日は今年あった国勢調査についてお話したいと思います。
実際私も国勢調査の指導員として狩りだされ選ばれ、
つい最近まで指導員(国家公務員)と地方公務員(通常業務)の兼業をしていました。
ん?と思った方
そうなんです。
国勢調査をこなさなければいけない公務員は国と区の2つの仕事をするのです。
※しかも公務員は副業に厳しいルールがあるため形だけでも首長の兼業許可を取ります
聞こえはスパイの様に2つの組織を駆け巡る黒ずくめの男を想像して子供心がくすぐられます…
いざ書類が届くとそんな冗談を言っている余裕はどこへやら
絶望感に打ちひしがれます。
指導員の仕事と報酬
まず国勢調査指導員っって何しとんの?って方がほとんどだと思います。
説明しよう!(ヤッターマン風に)
指導員の仕事は2ステップに分かれます
ステップ1 調査員の指導
まず指導員は調査員と呼ばれる実際に現地で調査をする人の質問に答えたり、
調査状況を把握し適切なアドバイスをします。
調査員の方は大体は町内会の人から選出されたりするので
自分で立候補してやろうとするやる気MAXな人はあまり見かけないです(超絶偏見)
そのため、不備が多かったり、書類が足りない、字が見えないなど
様々な問題が発生しては調査員から電話がかかってきます。
もちろん何回も国勢調査をしているレジェンド調査員の方もいらっしゃいました。
なのでここに関しては運否天賦なのだ(真顔)
そして調査員が調べた書類を回収します。
その時に気づいてしまうのです…
「あ、この調査員やばいかもしれない…」
電話口で話していた時には自信満々に
爺「もう完璧に書類まとまったから!安心してくれや!」
私「いやーさすがです。助かります!」
みたいなこと話してたのに
当日書類を見るとマンション一棟まるまる白紙ではありませんか
当時の私の脳内にはビゼーの「カルメン」が流れます。
そしていまだ自信あふれる調査員の顔
そのプライスレスな笑顔に負けて
すっかりすかした笑いで場を流してしまいました。
そこからはお察しの通りです。
自分で空いた仕事の穴埋めをしなければいけません。
ステップ2 調査書類の取りまとめ
このステップのメインはよく言えば完璧な調査書類を作る
悪く言えば調査の不備をおしりふきします。
これがまあめちゃめちゃめちゃめちゃ大変!
大変すぎてめちゃが4回も出ちゃいます。
このステップが長年指導員を務められてきた方でさえ
30時間はざらにかかるそうで、
ペーペーの私に至っては通算5,60時間はかかってしまいました。
不備(名前が抜けてる、人数が合わないなど)があれば調べて書き直し
調査票のマークシートがちくわに見えてきます(?)
モンスター片手に深夜書類をまとめる姿はなかなか見苦しいものがあります。
※ちなみにモンエナのピンク色が一番好きです。おごってください。
やっとこさ書き上げた書類を提出しこれにて指導員のお仕事ミッションコンプリートです。
長すぎる…文章に起こしていたらまた思い出して古傷が痛む…
みんな気になる指導員の報酬ぶっちゃけます
ここまでの話を聞いて一番気になるのはいくらもらえるのか?ってところですよね…
指導員の報酬は50000円から60000円ぐらいです。
この中には交通費・通信費・雑費が含まれるので高いか低いかといわれると
私はもうちょっと上げてほしいなと思ってしまいます。
まあこれはその人の感性によるでしょう、お金なんてそんなもんです。
最後に
国勢調査について、ここまで経験を踏まえながら語ってみましたが、
やはり仕事終わりに別の仕事するのは
想像以上に疲れると実感させられました。
実際公務員という道を選ばなかったら、
国勢調査?なにそれおいしいの?ぐらいにしか思ってなかったかもしれません。
それでもいいんです。
ただ…回答だけはしてください、、君の回答でどれだけ僕の胃袋が救われるだろうか…(?)
最後によくわからんことを言ったところで今日はこれまで!
感想や教えてほしいこと、気になることバンバンお待ちしております!
以上、お読みいただきありがとうございました。
ザワングでした。
もっと公務員のお金事情が気にある方はこちら!
おまけ:新人公務員は必読!おすすめ本
公務員になって、わからないこともたくさんありますよね!
知識として知っておくだけでもかなりスキルアップにつながりますので、
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