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【年功序列は本当?】意外に知らない公務員の昇給の仕組みは?元公務員が徹底解説

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「公務員って年功序列って聞くけど、どんな感じに給料が上がるの?昇給の仕組みは?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は元公務員が昇給の仕組みについて詳しく解説していきますので、これから公務員を目指す方は是非最後までご覧ください。

公務員の昇給の仕組みは?どうやって決まっているの?

公務員は毎月決まった給料額を貰うことができますが、その金額はどのように決まっているのでしょうか。

毎月の給料は、下記のような俸給表と呼ばれる給料額の一覧表のようなものがあり、俸給表を基準に自分の経験年数や役職などに応じた給料額が決まります。

別表第一 行政職俸給表(第六条関係)22houkyuhyou.pdf (jinji.go.jp)より一部引用

俸給表は「号」「級」の2つで構成されていて、その数字が大きければ大きいほど高い給料額が貰えるという仕組みになっています。

公務員はいつ昇給するの?

公務員は俸給表という表をもとに給料が決まっているということをお伝えしましたが、給料はいつどのタイミングで上がるのでしょうか。

公務員は年度始めの4月1日に定期昇給があり、そのタイミングで「号」の数字が上がり、新しい「号」に対応した給料額に昇給します。

定期昇給を繰り返していく中で、主事から主任、係長などに昇進し、役職が上がったときには「号」と合わせて「級」も上がります。

そのため、昇進し役職が上がるタイミングは通常の昇給よりも大きく給料が上がります。







公務員は1年で給料が○○円増える!?

公務員の昇給のタイミングについてお伝えしましたので、次は公務員の給料が1年でどのくらい上がるのか見ていきましょう。

昇給の上り幅ですが、定期昇給の時にはどの自治体でも基本的には4号昇給する場合が多いです。

成績が優秀な職員は5~8号昇給、成績が悪い職員や休職、欠勤が多い職員は1号~3号昇給と調整が入ることで、ルール上は勤務態度などが給料に反映されるようになっています。

ただ、公務員は民間企業と異なりノルマなどの勤務成績を公正につけることが難しいため、ほとんどの職員が4号昇給(通常の評価)となる場合が多いです。

昇給する金額も自治体によって異なるのですが、一番下の役職の係員だと、4号昇給で3,000円~6,000円程度給料が上がります。

特別区だと給料が上がりやすい?地域手当の仕組み

公務員が1年でどのくらい給料が上がるのか見ていきましたが、ここまでお読みいただいた方の中には、少しでも給料が上がりやすい自治体で働きたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

公務員は基本給以外に様々な手当があり、その中でも地域手当は基本給の金額に応じて増える手当ですので、地域手当が何%支給されるのかに注目しましょう。

詳しくはこちらの記事で解説していますが、東京特別区では基本給の20%の地域手当が貰えるので、必然的に 給料の上がり幅も大きくなりますよ。

【東京特別区は2割増】公務員の地域手当ってどんな手当?計算方法・支給額は? 「地域手当って何?どのくらいもらえるの?」と手当の名前だけは聞いたことがあっても、どんな手当か知らないという方も多いのではないでしょう...

まとめ:公務員の昇給の仕組みは独特?

今回は公務員の昇給の仕組みについて解説しました。

今回のまとめ

・公務員の給料は「号」と「級」からなる俸給表で決まっている
・公務員は毎年4月1日に定期昇給がある
・自治体によってばらつきはあるが、1年で号は4号分、金額で3,000円~6,000円程度昇給する

公務員の昇給システムは独特ですが、民間企業と異なり毎年少しづつ昇給し、年功序列で給料が上がるような仕組みになっていますね。

これから公務員を目指す方は、是非今回の記事を参考に志望先を考えてみてはいかがでしょうか。

以上ザワングでした。