「地方公務員で英語を生かせる仕事がしたい!」
公務員を目指す人の中には英語を生かせる仕事がしたいと考えている人もいますよね。
そこで今回は、英語スキルを活かせる地方公務員の花形部署、国際交流課を解説します。
私自身の公務員としての経験も含めて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
国際交流課はどんな部署?
まず初めに国際交流課とはいったいどんな部署なのかを解説します。
大体の県庁や役所にある部署で、国際交流課のほかに国際課や国際観光課、観光課とも呼んでいるところもあります。
国際交流課は、外国人の訪問客の対応や海外へのPRなど国際的な業務を幅広く担っている仕事であり、英語などの語学力があればかなり重宝される仕事です。
英語ができなくても多くの場合、外国語が得意な職員や国際交流員(CIR)と呼ばれる外国人がサポートしてくれるので、困ることはありません。
国際交流課は激務?勤務内容は忙しい?
続いて国際交流課の業務内容や忙しさを見ていきましょう。
国際交流課の業務内容としては主に国際的な業務全般となり、時には海外に出張することもあります。
・在住する外国人への対応
・海外からの訪問客の対応
・海外向けのPR活動
・特別職、議員の海外出張のサポート
・海外向けのHP作成
特に海外向けのPR活動も最近は力を入れている自治体が多いので、イベントスケジュールにもよりますが、休日出勤も多いです。
人事や財政といった花形部署ほどの激務ではないものの、どの自治体でも残業時間も多い傾向にあり、プライベートの時間はある程度削れてしまいます。
公務員の残業事情について気になる方はこちらの記事で詳しく解説していますので是非ご覧ください。
業務内容と忙しさについて説明しましたので、次は国際交流課に配属されるためにはどうすればいいかを見ていきましょう。
国際交流課に配属されるためには?
国際交流課の業務内容と忙しさについて解説したので、次は国際交流課に配属されるためにはどうすればいいかをお話しします。
結論から言うと、英語や語学力をアピールしても配属されるかはある程度の運要素があるので、確実な方法はありません。
公務員の人事異動の決め方はその人の事情に合わせて配属をしていないので、英語が得意とアピールしていても関係ない部署に配属されることはよくあります。
特に専門職ではなく、一般事務として公務員になると、スペシャリストではなくゼネラリストとして仕事をこなしていきますので、仮に国際交流課に配属されても、数年で異動し全く英語を使わない部署に異動する可能性もあります。
また公務員の人事異動の決め方についてはこちらで詳しく解説していますので是非お読みください!
次は、国際交流課以外の英語を生かせる部署や職場はどんなところがあるのかを見ていきましょう。
国際交流課以外で英語を生かせる部署や職場は?
次は国際交流課以外で英語を生かせる部署や職場を見ていきましょう。
市民課(窓口業務)
市民課や住民課と呼ばれるような窓口業務の部署では、外国人の住民と接する機会も多いので、英語を話せると役立つ場面があります。
特に特別区や大都市では外国人の人口も増加しているので、語学力があれば、職場からかなり重宝されます。
観光庁職員(国家公務員)
国家公務員ではありますが、国土交通省の外局である観光庁の職員も英語を使う場面が多いです。
国際交流課と同じように、観光庁の仕事の中には、海外に向けた日本の紹介や資料やプレゼンを作成する機会も多々あるため、語学力を生かすことができます。
国会図書館職員(国家公務員)
こちらも国家公務員ではありますが、国会図書館職員も英語を生かすことができる仕事です。
本や資料の調査や司書の仕事をするため、日本語だけでなく様々な言語の語学力がとても重要です。
これらの職場のほかにも国家公務員の専門職である外交官や航空管制官といった英語が必須な仕事もあります。
まとめ:地方公務員で英語を生かせる国際交流課
今回は地方公務員で英語を生かせる国際交流課について解説しました。
・国際交流課は国際的な業務全般を担う
・語学力があるとかなり重宝される
・業務内容は忙しい傾向にあり海外出張や休日出勤も多い
英語を生かして、地方公務員として働きたいという人は国際交流課は非常におすすめですが、異動できるかは人事異動によります。
ただ英語ができることをアピールしておくと、他の人と比べてかなりの強みとなります。
これから公務員を目指す方や公務員の方で英語スキルを活かしたいという場合は今回の内容を参考に、国際交流課を希望してみてはいかがでしょうか。
以上ザワングでした。