公務員の夏のボーナスについて
「待ちに待った夏のボーナスだ!でもいくら支給されるんだろう?」
とワクワクしている方も多いですよね。
特に公務員1年目の方や若手の方は
夏のボーナスがいつ、いくら支給されるか意外と知らないですよね。
私も特に1年目の時は、いくらもらえるんだろうと、期待してワクワクしました。
そこで今回は、2021年最新の公務員のボーナスについて解説します。
・ボーナスの支給日
・ボーナスの計算方法
・最新版公務員のボーナス支給額
・ボーナスの支給日と基準日
公務員なら知っておくべき内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
2021年冬のボーナスについてはこちらからご覧ください!
目次
2021年の公務員のボーナスの支給日は?
まず初めに2021年の公務員のボーナス支給日を見ていきましょう!
国家公務員のボーナス支給日は、法律で定められており、
6月30日支給となっています。
基本的には国家公務員の法律に準拠する形で、条例が定められ、
地方公務員も6月30日支給であるところが多いです。
参考までにお話ししますが、冬のボーナスは12月10日と定められています。
支給日について分かったところで
次は公務員のボーナスについて詳しく見ていきましょう。
そもそも公務員のボーナスって?給料との違いは?
そもそもボーナスとは、賞与とも呼ばれ、
毎月の給料とは別に支給されるお金のことです。
基本的には夏(6月)と冬(12月)の年2回支給されます。
またボーナスは2種類から構成されていて、それぞれ期末手当と勤勉手当と呼ばれています。
期末手当と勤勉手当の違いは?
期末手当:在籍期間に対して支給される
勤勉手当:勤務評定に対して支給される
それぞれの手当を簡単にまとめると、
期末手当は在籍期間に応じて支給され(無断欠勤等がなければ満額支給されます)
勤勉手当は勤務評定によって支給額が決まります。
同じ給料同士の人でも、上司からの評価によってボーナス額が変わるということです。
期末手当と勤勉手当の違いについて分かったところで、
次は支給額について解説いたします。
公務員のボーナス支給額は?計算方法を解説
公務員のボーナスの金額はどのように決まっているのでしょうか?
ボーナスを求める計算式をここでは紹介いたします。
(期末手当)=(支給月数)×(給料+地域手当+扶養手当)
(勤勉手当)=(支給月数)×(給料+地域手当+扶養手当)
※扶養手当を勤勉手当に含むかは自治体によって異なります。
それぞれの項目について詳しく見ていきます。
支給月数
支給月数は、国家公務員の場合、人事院が決めており、
人事院勧告という形で、支給月数が変動します。
ただ、大きく変動するわけではなく、去年のケースを例に挙げると、
2020年は4.45月で、前年から0.05月減少しました。
そのため概算でもボーナス額が知りたいという方は、支給月数は4か月分と計算しましょう。
4.45月のうち夏のボーナスとして支給されるのは、
そのうちの約半分である2.25月支給されます。
給料・地域手当・扶養手当
給料は毎月の明細に記載されている、基本給に当たる金額です。
また地域手当については、自治体や勤務地によって割増しで支給されるもので、
東京23区の場合、給料に20%の地域手当がつきます。
地域手当の制度についてこちらでも詳しく解説しております。是非ご覧ください。
扶養手当についても、自治体によって金額は異なりますが、
扶養している家族がいる方は、
毎月支給されている給料に準じて、ボーナスでももらえます。
実際にボーナス支給額を計算
これらの計算式をもとに、月給300000円の人の夏のボーナスを計算してみましょう。
・基本給300000円
・東京23区勤務(地域手当20%)
・一人暮らし(扶養手当なし)
(給料:300000+地域手当:60000)×(支給月数:2.25)=810000円
手取りはおおよそ80%になりますので、810000円×80%=648000円
あくまで一例ですが、夏のボーナスの手取りは648000円となります。
公務員のボーナスは基準日に要注意!
ここまで公務員のボーナスについて解説しましたが、
実はボーナスには支給日以外に基準日があります。
基準日とはボーナスを支給するうえで、
この基準日に在職していないとボーナスがもらえません。
夏のボーナスの基準日は6月1日です。
ボーナスが支給されるには基準日の1か月前まで在職している必要があります。
つまり公務員と退職するときに、5月1日以降だと、
ボーナス支給日に退職していてもボーナスは満額支給されます。
退職日が一日違うだけで、支給額に関して金額が大きく異なるので注意しましょう。
まとめ:公務員の夏のボーナスを解説!
今回は公務員の夏のボーナスについて計算方法と支給額について分かりました。
・公務員のボーナスは(支給月額)×(給料+地域手当+扶養手当)
・ボーナスには支給日と基準日が決まっている
公務員のボーナスについては法律や条例で細かく決まっているので、
損しないための支給のルールをしっかりと把握しましょう。
以上ザワングでした!
公務員のお金に関することはこちらでも解説しています。この後是非ご覧ください!