そもそも専門職って何?という方はこちらでまとめていますので、
まずはこちらをチェック!
高卒編はこちら!
皆さんこんにちは!
ザワングと申します!
早速ですが、国家公務員の専門職について、
「なりたいけどどんな仕事があるんだろう?」
「何をすれば受験できるんだろう?」
など気になって見に来ていただいたと思います!
そんな疑問をここでお答えしますので、
少しでも興味がある方は最後まで必見です!
※読み込みの関係で2ページになっております。ご了承ください。
目次
皇宮護衛官(大卒・高卒)
皇宮護衛官は、その名の通り、
皇族の護衛と皇居、御用地、御用邸などの警備をする仕事です。
試験を突破して、採用されると、
皇居の中にある「皇宮警察学校」へ入学します。
学校で経験を積んで、必要なスキルや技術を磨きます。
学校のカリキュラムには、警察学校のような警察実務をはじめ、
課外授業として、和歌や茶道といった日本文化の学習、
乗馬訓練、海外の来賓に対応するため、英会話の授業が実施されています。
詳しくはこちらでも解説しております!
皇宮護衛官の試験内容
大卒と高卒で試験内容は異なりますが、両方とも2次試験まであります。
一次試験:択一式基礎能力試験・論文
二次試験:面接試験・身体検査・身体測定・体力検査・性格検査
一次試験:択一式基礎能力試験・作文
二次試験:面接試験・身体検査・身体測定・体力検査・性格検査
皇宮護衛官の受験資格
皇宮護衛官になるために特別な資格は必要ないです。
年齢と学歴を満たしていれば受験することができます。
そして前述したように合格して内定が出てから、
皇宮警察学校や実際の仕事の場で、
必要なスキルを磨いていきます。
法務省専門職員(大卒)
名前だけ聞くと、あまりピンとこない仕事だと思いますが、
仕事内容でいうと大きく3種類に分けられます。
法務省専門職員には、
矯正心理専門職、法務教官、保護観察官の3種類があります。
そこでこれらの仕事について簡潔に解説します!
心理学の専門的な知識を生かし、受刑者や、非行をしてしまった少年とじっくり向き合い、資質鑑別やカウンセリングを行う仕事です。
専門的な視点から、非行を犯した少年の更生のため、教育や訓練、助言をして社会復帰のサポートをする仕事です。
刑務所を出所して社会復帰をした際に、健全な社会生活を送ることのできるようにサポートをし、再犯・再非行を防ぐ仕事です。
法務省専門職員の試験内容
法務省専門職員は、矯正心理専門職A、矯正心理専門職B、法務教官A、法務教官B、法務教官A(社会人)、法務教官B(社会人)、保護観察官の7区分の試験があり、それぞれ専門試験で必要な知識が問われます。
一次試験:択一式基礎能力試験・専門試験(択一式・記述式)
二次試験:面接・性格検査・身体検査・身体測定
法務省専門職員の受験資格
先程紹介した3種類の仕事に共通して、心理系の領域の知識が必要になります。
受験資格自体は21歳以上30歳未満であれば、受験することができますが、
専門試験の割合が大きいので、
一般職や他の専門職よりも勉強する範囲も広いです。
心理系の分野を中心に対策を立てる必要があります。
財務専門官(大卒)
財務専門官は、財務省で勤務をする国家公務員で、
財政、国有財産、金融など、お金にまつわる施策の実施や、広報がメインの仕事です。
簡単に言えば、「お金のスペシャリスト」ですね!
財務専門官の試験内容
一般教養をはじめ、財政学や統計学、会計学など専門分野が必要になります。
財務専門官採用試験を受験し、成績上位から採用するという試験形式なので、
合格しても採用されないこともあります。
そのため倍率はかなり高く、実質的な倍率は20倍以上とも言われています。
一次試験:択一式基礎能力試験・専門試験(択一式・記述式)
二次試験:面接・性格検査
財務専門官の受験資格
21歳未満は、大学、短大などを卒業する必要がありますが、
実は、21歳以上30歳未満であれば、学歴関係なく受験できます。
しかし、独学で合格できる難易度ではなく、
大学の経済学部から就職するのが一般的な流れです。
高卒から入ることも理論上は可能ですが、ほとんどの人が大卒です。
国税専門官(大卒)
国税専門官は、国税局や税務署で勤務をし、税金に関する調査、検査、指導を行います。
簡単に言えば「税金のスペシャリスト」です。
採用されてからは、実務経験や、研修を行い、
3つの職業に分かれて専門の仕事を行います。
国税調査官、国税徴収官、国税査察官の3つです!
それぞれの仕事について簡単に解説します!
個人、法人、企業を調査し、しっかりと税金の申告をしているかを調べる仕事です。
国税の徴収や催告、最終的には財産の差し押さえなど、処分を行う仕事です。
脱税がわかった時に、強制捜査を行い、検察官に告発する仕事です。
あの有名な「マルサの女」は国税査察官です!
国税専門官の試験内容
受験内容は、会計学や商法の専門知識が必要になる専門試験があります。
また大卒であることは必須です。
一次試験:択一式基礎能力試験・専門試験(択一式・記述式)
二次試験:面接・性格検査・身体検査
国税専門官の受験資格
21歳以上30歳未満の年齢制限があり、そのうえで、
大卒の学歴が必須条件です。
しかし高卒の方はこの後紹介する税務職員でも、
税金関係の仕事にかかわることができます。
合格者は、専門知識に特化した、法学部・経済学部出身者が多いです。
ただ理系の学部から合格したケースもあるそうです!
食品衛生監視員(大卒)
食品衛生監視員は、検疫所・保健所で勤務をして、輸入した食品や、店で提供される食品の安全を守る仕事です。
「食の安全を守る」仕事として、食にまつわる様々な場面で活躍をします。
食品衛生監視員の試験内容
試験だけでなく、特定の資格が必要になります。
受験資格で詳しく説明します!
一次試験:択一式基礎能力試験・専門試験(記述式)
二次試験:面接・性格検査
食品衛生監視員の受験資格
まず受験資格を得るためには何パターンか方法があります!
- 特定の大学・専門学校を卒業する
- 医師等の資格を有する
- 栄養士で2年以上食品衛生行政に関する事務に従事した経験がある
これらいずれかの条件を満たす必要があり、
そのうえで、試験を受験するので、倍率以上に試験のレベルが高いです。
最も一般的なケースだと、食品衛生監視員の任用資格が得られる大学を卒業し受験をする流れになります。
目指している方は、進学先の学校が任用資格がとれるかどうか要チェックです!