「公務員試験で学歴は重要?採用されてからの出世には影響するの?」と気になっている方はいませんか。
これから公務員を目指そうとしている方の中には学歴が試験結果に影響するのか、入庁してからのキャリアにどう影響するのか、気になって不安な人も多いですよね。
そこで、今回は元公務員の筆者の経験から公務員試験や採用後の学歴の影響について解説していきますので、ぜひ最後までご覧下さい。
目次
公務員試験に学歴はほとんど影響しない
公務員試験の場合に学歴による影響はほとんどありません。
そもそも公務員試験自体は、筆記試験や面接試験を通して評価された点数で、採用か不採用かが決まります。
高学歴であっても試験の出来が悪ければ、不採用になるため、公務員試験で学歴はほとんど影響しないという訳ですね。
ただし、面接試験では学歴や経験がアピールポイントになるので、高学歴の方が有利な傾向にあります。
ぶっちゃけ公務員に学歴は関係あるの?
公務員として働いていく上で学歴はどれほど影響するのでしょうか。
結論からお伝えすると、公務員として働いていくうえでは学歴はほとんど影響しません。
例外としてキャリア官僚と呼ばれる国家公務員総合職や県庁職員の上級職など、大規模な組織であれば、学歴が重要な場合もあります。
ただ、国家公務員一般職、市区町村や都道府県庁等では、学歴が出世や給料、業務内容などに大きく影響することはありません。
そこで次は公務員の学歴と出世、給料が関係ない理由を詳しく見ていきましょう。
出世する公務員は高学歴とは限らない
ここまで公務員と学歴の関係について見ていきましたが、出世やキャリアにどのくらい影響するのか気になるという方もいますよね。
そこで次は学歴と出世の関係について見ていきましょう。
出世に対しての影響ですが、高学歴であればあるほど出世しやすいということは一切ありません。
自治体にもよりますが、高卒でも部長級や課長級まで昇進しているケースもよくあります。
その理由として、高卒の方が大卒よりも早く働き始めるため、2~4年ほど公務員としての実務経験が長いということが考えられます。
一部の自治体では昇進する時に最終学歴を多少は考慮される場合がありますが、東京都庁、特別区のように実力主義で昇進試験さえ突破すれば高卒でも昇進できる仕組みが整っている自治体もありますよ。
学歴と給料の関係は?金額は一定?
公務員の出世と学歴の関係について見ていきましたが、毎月の給料額の違いはあるのか気になりますよね。
給料の昇給額についてはこちらの記事で詳しく解説していますが、公務員の給料は俸給表という給料の一覧表に基づいて決まっているので、学歴に関係なく、経験年数と役職によって給料額が決まります。
そのため、同じ採用区分であれば、昇給する金額も同じ金額になることが多いので、学歴による給料の違いはないに等しいという訳ですね。
まとめ:公務員に学歴は影響するの?
今回は公務員試験や公務員の出世に学歴は影響するのかについて解説していきました。
・一部の例外を除いて公務員試験と学歴は関係ない
・地方公務員では高卒でも管理職まで昇進する人もいる
・給料額に学歴はほとんど影響しない
公務員は民間企業よりも学歴を重視しない傾向があり、学歴に自信がなくても、筆記試験や面接試験を突破すれば合格することができます。
就職先に悩んでいるという方はぜひ今回の記事を参考に、候補の1つとして公務員を考えてみてはいかがでしょうか。
以上ザワングでした。