今回は、公務員のうつ病について解説をします。
公務員とうつ病の関係と、うつ病になってしまう原因を解説していきますので、
今うつ病に悩んでいる方、これから公務員を目指そうとしている人は、
不安や悩みの解決のヒントになると思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
うつ病に悩む公務員はどのくらいいるの?
まずは、うつ病が原因による、休職者の割合を見ていきましょう。
公務員はうつ病になってしまう人が意外と多く、
公務員のうち、1~2%ほどはうつ病が原因による休職者だというデータがあります。
民間企業のうつ病による休職者が平均が0.3~0.6%ほどなので
比較すると公務員のほうがうつ病で休職する人が多いといえます。
ストレスのたまりやすい現代社会なので、うつ病患者は年々増えており、
現在はこの割合よりも多くの方がうつ病に悩んでいる可能性があります。
なぜ公務員にうつ病が多いのか?
公務員がうつ病になってしまう原因は大きく分けて3つあります。
1:パワハラ・圧力
2:人間関係
3:真面目過ぎる・激務
それぞれ詳しく見ていきましょう!
1:パワハラ・圧力
上司や組織から、暴言や暴力といったパワハラを受け、うつ病になってしまうケースです。
民間企業でも表に出ていないだけで問題視されていますよね。
公務員でも、未だに上司が暴言や嫌がらせをしてくるケースがあります。
閉鎖的な環境だからこそ、相談しづらく心に抱えたまま病気になったり、自殺を考えてしまうんですよね。
こういった場合まずは、相談できる人を作ることをおすすめします。
パワハラの対処法や相談窓口についてはこちらで詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。
2:人間関係
公務員と民間企業の大きな違いといえば人間関係になります。
転職・リストラ・中途採用が当たり前の民間企業と違い、
公務員は新採で入庁したら同じ職場で40年働き続ける人も多いですよね。
民間企業の人から見たらかなり異質な職場だと思います。
人が入れ替わらないので、とても閉鎖的です。
そのような3、40年関わり続ける人間関係は非常に重要ですが、
これがストレスの原因となってうつ病になってしまうということがあります。
こういった公務員特有の職場環境が苦手な方もいらっしゃいます。
そのためこのケースの場合は転職も視野に入れることをおすすめします。
3:真面目すぎる・激務
公務員の仕組み上、まじめに仕事をする人が損をしてしまいます。
真面目すぎるあまり、仕事量が多くなってしまったり、
リラックスできないで心が折れてしまいうつ病になってしまうケースです。
また真面目な人ほど、ストイックに仕事をこなすので、
気づかないうちにストレスが溜まってしまいます。
この場合、まずは一休みして自分と見つめあう時間を作ることをおすすめします。
うつ病になったら何をすればいいか?
うつ病になった場合、何をすればいいのかを解説していきます。
選択肢としてよく見るのが、「休職する」「転職する」の2択です。
この2択でどうすればいいか悩む人も多いと思います。
しかし結論から言うと、すぐ転職を考えるよりもまずは休職という選択をおすすめします。
なぜなら一般的に公務員は民間企業よりも福利厚生自体は手厚いからです。
民間企業でもブラックな会社も多いので、転職した結果、後悔する可能性も考えられます。
休職中に復帰が難しそうであれば、転職活動も視野に入れましょう。
おすすめの転職のプロを解説しておりますので合わせてチェックしましょう。
うつ病になったら出世できない?キャリアへの影響は?
うつ病になって病休といった長期休暇を取得してしまったら
公務員として出世やキャリアに響くのか気になりますよね。
結論から言うと、出世には影響します。
公務員は、コミュニケーション能力はもちろんのこと、
どんな環境でも耐え、職務を遂行できる「タフさ」が求められます。
出世街道と呼ばれる、人事や財政担当はどれも残業が多く、激務です。
そこで働く職員も必然とその環境に耐えうるメンタルを持っていなければいけないのです。
そのため、うつ病で病休・休職した場合、出世には影響するということです。
まとめ:意外と多い公務員のうつ病
今回は、公務員とうつ病の関係と、うつ病になってしまう原因を解説しました。
公務員は、福利厚生がしっかりしている反面、うつ病に悩む人も多く、原因も様々です。
公務員の仕事上、復帰は容易ではありませんが、
民間企業と比べ、環境は整っているので、体と心をしっかりとリフレッシュしましょう。
今悩んでいる方は特に頑張りすぎず、自分の時間を作ることが大切です。
以上ザワングでした。