「都市力ランキングって何?どこに注目してみるべき?」
2021年の都市力ランキング1位は大阪市になりました。
この都市力ランキングがどのようなものなのかを理解することで自治体の魅力を深く知ることができます。
特にこれから公務員を目指す方は都市力ランキングを理解することで、自治体の良いところを多角的に知ることができます。
受験先を選ぶ基準や面接等に生かすこともできますので是非最後までご覧ください。
目次
そもそも都市力ランキングとは?
そもそも都市力ランキングとは、2018年から実施されている調査で、特別区以外の全国の政令指定都市・県庁所在地・17万人以上の都市が対象となっている都市の総合力を86の指標で評価したランキングになります。
森記念財団都市戦略研究所が毎年「日本の都市特性評価」を発表しており、東京特別区に関しては、特別区版のランキングもあります。
各都市を多角的かつ相対的に分析しており、都市の魅力や強みを知ることができます。
大阪市が都市力ランキング1位の理由とは?
都市力ランキングでは調査開始の2018年から2020年まで3年連続で京都市が1位でしたが、2021年は大阪市が1位となりました。
この1位への浮上には大きく2つの理由があります。
・行政サービスのオンライン化
・自転車の利用のしやすさ
行政サービスのオンライン化が大阪市を1位に
大阪市を都市力ランキング1位へと導いた一つの要因が、行政サービスのオンライン化にあります。
行政サービスのオンライン化を示す指標として電子自治体推進度で1位になっており、役所に行かなくても手続きが終了できる申請も多いです。
特にコロナ禍で不要不急の外出を控えなければいけないので、このような行政改革によって外出しなくても役所の手続きが済めば、接触の機会も減るので非常に素晴らしいですね。
自転車の利用のしやすさで利便性向上
大阪市や都心部では公共交通機関が発展しているものの、道路渋滞もひどく、決して車での移動の利便性が高いとは言えません。
自転車は交通渋滞がひどい都心部では非常に便利で、距離にもよりますが公共交通機関や車と比べて、早く目的地につけることも多いです。
大阪市ではシェアサイクルの普及により、自転車で手軽に移動できるようになったので、二酸化炭素の排出量も減り、道路の渋滞事情も改善されたことが、評価されています。
自転車があると、通勤や買い物、外出時にも時短や交通費節約などのメリットが大きいので、シェアサイクルが整備されたことで、市民の利便性がかなり向上しました。
公務員も自転車通勤に切り替えると非常にメリットが大きいのでこちらもご覧ください!
まとめ:都市力ランキング1位の大阪市
今回は都市力ランキング2021で1位に輝いた大阪市について公務員の目線で解説いたしました。
大阪市は行政サービスのオンライン化が進んでおり、住民が利用しやすいように時代に合わせた自治体になったことが、今回のランキングで1位になった一つの要因です。
公務員の経験がある立場から見ても、大阪市は大きな自治体にもかかわらず、かなりの電子化が進んでいると感じます。
このような都市力に注目して自治体を見てみると、意外な魅力が見つかりますので、公務員受験を考えている方や自治体選びに悩んでいる方は是非参考にしていきましょう。
以上ザワングでした。