「公務員にも出向ってあるの?どこに行くことが多いの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
民間企業に限らず公務員でも出向することがあります。
ただ、どこに出向するのか、どのくらいの期間出向するのか分からないと不安が大きいですよね。
そこで今回は出向先や期間について元公務員の筆者が解説していきますので、これから公務員を目指す方や働いている方は必ず最後までご覧ください。
目次
公務員の出向って?
そもそも公務員の出向とは、どんな制度なのでしょうか。
公務員は人事異動の際に、その自治体の内部異動だけではなく、外部の組織や自治体に異動することがあり、この異動を出向や派遣と呼んでいます。
出向の期間は1年から長くても3年程度の期間で、期間が終わると基本的には元の自治体に戻ります。
公務員の出向先は?どこに行くことが多いの?
出向がどのような制度なのかお伝えしましたが、公務員の出向先はどこが多いのでしょうか。
公務員の代表的な出向先について次は詳しく見ていきましょう。
代表的な公務員の出向先は下記の通りで、様々な出向先があります。
・国の省庁(総務省、厚生労働省などの霞が関の官庁)
・県庁、都庁、市区町村などの地方自治体
・独立行政法人や大学
・民間企業(銀行など)
公務員同士での出向だけでなく、民間企業へ出向することもあり、銀行や商社など業種も様々です。
出向することで、その自治体では経験できない仕事や環境を経験できるので、かなり視野が広くなりますね。
公務員で出向する人はエリートコース!
出向と聞くと、左遷などをイメージする人も多いと思いますが、公務員の出向に関しては限られた優秀な職員が選ばれるエリートコースです。
1年~3年程度の出向の期間から戻った時には、人事課や財政課、企画課、秘書課など王道の出世コースに配属されることが多いです。
企画課、秘書課の仕事については下の記事でも解説していますので是非あわせてご覧ください。
公務員の出向のメリット・デメリットは?
ここまで公務員の出向について見ていきましたが、出向することによるメリットやデメリットはどんなことがあるのでしょうか。
こちらの記事で解説していますが、出向にはメリットだけでなく、デメリットもいくつかあります。
出向してから後悔しないためにも、公務員の方は是非確認しておきましょう。
まったく同じ?派遣と出向の違いは?
公務員の出向について詳しくみていきましたが、出向と似たような異動で派遣というものがあります。
出向と派遣では外部への異動という点は同じでも、異なる点が1つあります。
広義的には同じような意味ですが、厳密には出向と派遣で給料を支給する自治体が変わります。
出向は出向元の自治体が給料を支給し、派遣は派遣先の自治体が給料を支給するという決まりがあり、似たような意味合いを持つ出向と派遣は厳密には異なるというわけですね。
まとめ:公務員の出向って?
今回は公務員の出向について解説をしていきました。
・公務員の出向先は官民問わず様々な出向先がある
・公務員の出向はエリートコース
・出向と派遣では給料の支給元が異なる
公務員の出向は、優秀な職員のみが経験するエリートコースというわけですね。
出向する人はその自治体の顔となる訳ですので、自信を持って出向先で仕事に臨んでいきましょう。
以上ザワングでした。