「プレスリリースってなんとなく聞いたことがあるけどどんな意味?」
「どんなものがプレスリリースになるの?」
企業や役所、官公庁のホームページには必ずと言ってもいいほどプレスリリースがありますが、実際にプレスリリースがどういう意味でどのような内容が書いてあるのかをいまいちわかっていない人も多いですよね。
そこで今回は公務員はもちろん、ビジネスマンの方は必ず押さえておきたいプレスリリースの意味や役割・作り方について解説いたします。
知っておくと広報の仕事や情報収集の際にも役立つのでぜひ最後までご覧ください。
目次
プレスリリースの意味は?
初めにプレスリリースの意味から見ていきましょう。
プレスリリースは造語で2つの単語をくっつけてできた言葉です。
プレス(press:新聞社)とリリース(release:発表・公開)
つまりマスコミや新聞といった報道機関に向けての発表や情報公開のことをプレスリリースと呼びます。
プレスリリースの意味について解説しましたが、報道機関に向けて発信するプレスリリースにはどのような役割があるのでしょうか。
次はプレスリリースの役割について詳しく見ていきましょう。
プレスリリースの役割とは?
次はプレスリリースの役割について解説いたします。
プレスリリースの役割は報道機関などを通して活動を広めてもらうためにあります。
企業や行政が自分の活動を新聞やネット記事、ニュースなどの第三者を通して、住民やターゲットの人に活動内容の認知と理解を広げていくことがプレスリリースの最大の役割です。
報道機関もプレスリリースの情報をもとにして、視聴者や購読者に有益な情報をピックアップして発信をしています。
最近は、SNSやインターネットが発達したため、プレスリリースでの情報がより速く広まりやすくなっているのでプレスリリースの重要性は大きくなっています。
ニュースやお知らせとの違いはあるの?
プレスリリースの役割について解説いたしましたので、次はニュースやお知らせとの違いについて見ていきましょう。
企業にもよりますが、プレスリリースとお知らせで分けられていることがありますよね。
この2つの違いとしては、プレスリリースが報道機関向けの情報発信で、お知らせやニュースが世の中に向けた情報発信という違いがあります。
ただ、はっきりとした線引きや定義があるわけではなく、使い分ける場合は「どこに向けて発信したいか」で判断していくことになります。
プレスリリースが重要な3つの理由
プレスリリースは適切な企業運営を始め、広報やPR活動をするうえではとても重要ですので、ここではその理由を詳しく見ていきましょう。
プレスリリースが重要な理由は3つあります。
・広告費を使わず情報発信ができる
・プレスリリースは情報源になる
・必要な人に必要な情報を届けることができる
広告費を使わず情報発信ができる
プレスリリースは基本的には自社のホームページに掲載をして、報道機関がその情報をピックアップしたうえでさらに発信するため、広告などと異なり、掲載料などのコストがかかりません。
プレスリリースを読んだメディアから詳しい取材の申し込みがある可能性も考えられるので、コストが抑えられるだけでなく、さらなる利益を生む可能性もあります。
プレスリリースは情報源になる
プレスリリースは報道機関向けの情報発信にはなるのですが、ホームページに掲載するので、報道機関の関係者に限らず、だれでも見ることができます。
そのため社員やその家族、取引先や関係者に対しても状況を伝えることができ、信頼出来る情報源となります。
必要な人に必要な情報を届けることができる
プレスリリースは前述したように、報道機関がプレスリリースの情報をピックアップして発信をするので、広告と比較すると、より伝えたい人に伝えたい情報を発信することができます。
プレスリリースが重要な3つの理由を解説いたしましたので、次は実際にプレスリリースを作るときのポイントを見ていきましょう。
プレスリリースを作るときのポイント
次は実際にプレスリリースを作る際のポイントを解説します。
ポイントをきちんと押さえれば、広報の経験がなくても効果的なプレスリリースを作ることができます。
抑えるべきポイントは大きく分けて3つあるのでそれぞれ見ていきましょう。
・数字やデータは正確に
・内容は簡潔になるべく簡単な言葉で
・問い合わせ先と会社情報は必ず最後に記載
数字やデータは正確に
具体的な数字やデータを盛り込むことで説得力のあるプレスリリースを作ることができますが、使用するデータや数字に間違いがないかや誤解を与える書き方をしていないか細心の注意を払う必要があります。
間違った内容や誤解を与える内容の数字やデータを入れてしまうと、信用を損ねる可能性があり、元も子もありません。
数字やデータを使う際は必ず事実をできる限り具体的に分かりやすく書きましょう。
内容は簡潔になるべく簡単な言葉で
プレスリリースで伝える内容はなるべく簡潔にまとめ、読みやすさを意識して作成しましょう。
また業界用語や専門用語をプレスリリースではできるだけ使わないようにし、どうしても使う場合は注釈などを入れて誰が見ても伝わるようにしておきましょう。
問い合わせ先と会社情報は必ず最後に記載する
どれだけ良いプレスリリースを作れても、問い合わせ先や会社の情報が分からないと報道機関や関係者が興味をもって取材や情報発信をしたくても、連絡できずに機会を逃してしまう可能性があります。
そのため担当者の電話も含めた問い合わせ先の記載を忘れないようにしましょう。
まとめ:広報の要!プレスリリースについて
今回はプレスリリースの意味と役割、作り方について解説しました。
・プレスリリースは報道機関向けの情報公開のこと
・プレスリリースを通して自社の活動を発信できる
・プレスリリースを作るときは簡潔に分かりやすく
プレスリリースは企業や官公庁の活動を必要な人に効果的に届けることができます。
特にこれから広報の担当をする方は今回解説したポイントを抑えて、効果的なプレスリリースを発信していきましょう。
以上ザワングでした。