「仮想通貨に興味があるけど公務員でも副業して問題ないの?」と気になる方も多いのではないでしょうか?
公務員には副業に制限があるので、仮想通貨の取引もどこまで可能なのか分からないと不安ですよね。
そこで今回は公務員の仮想通貨(暗号資産)投資の副業について、以下のことを解説していきます。
・公務員は仮想通貨OK?
・仮想通貨のメリット、デメリット
・仮想通貨の税金の申告は?
仮想通貨を始めようと考えている公務員の方に大切なことをお伝えしますので、必ず最後までご覧下さい。
目次
公務員の仮想通貨はOK?副業禁止でも可能?
まずは1番気になるであろう仮想通貨投資が公務員の副業禁止のルールにあたるのかを解説します。
結論からお伝えすると、仮想通貨投資は副業には当たらないため、公務員でも勤務先の許可を得ずに始めることが出来ます。
公務員の副業の決まりについてはこちらの記事で詳しく解説していますが、仮想通貨投資は株式投資やFXと同じように、資産形成の1つと見なされるため、基本的に利益の制限もありません。
仮想通貨は公務員におすすめ?メリットは?
公務員でも仮想通貨投資が可能ということをお伝えしましたが、仮想通貨投資を始めるメリットも気になりますよね。
そこで次は仮想通貨の3つのメリットを見ていきましょう。
・少額から始められる
・隙間時間で投資ができる
・価格の変動が大きい
少額から始められる
仮想通貨が公務員におすすめな理由の1つ目が少額から始められる点です。
投資と聞くと多額の初期費用が必要なイメージがありますが、仮想通貨は幅広い種類があり、安い銘柄では数円~数百円で買うことができます。
そのため貯金額が少ない方でも手軽に始めることができるため、メリットと言えますね。
隙間時間で投資ができる
仮想通貨が公務員におすすめな理由の2つ目が隙間時間で投資できる点です。
フルタイムで働く公務員にとって、副業や投資のためにまとまった時間を取ることは難しいですよね。
仮想通貨は運用方法にもよりますが、ほったらかしで運用する方法もある(レンディング・ステーキングと呼ばれる方法)ので、自分の生活に合わせた形で投資ができるのは魅力的ですよね。
また仮想通貨は株式やFXと異なり、取引自体も24時間365日できるので、平日の業務時間と取引時間が被ってしまう公務員にとってはメリットと言えます。
価格の変動が大きい
仮想通貨が公務員におすすめな3つ目の理由は価格の変動が大きくハイリターンであるという点です。
仮想通貨は、株式やFX以上に価格変動が大きく、ハイリスクハイリターンな投資と言われています。
実際、仮想通貨であれば、資産が一年足らずで数倍~数十倍まで価格が膨れ上がることも有り得ます。
知っておきたい仮想通貨の2つのデメリット
仮想通貨を始めるメリットについて詳しく見ていきましたが、良い点ばかりではなく、デメリットもいくつかあります。
そこで次は公務員が知っておきたい仮想通貨のデメリットを2つ見ていきましょう。
・価格の変動が大きい
・税金面で不利
価格の変動が大きい
仮想通貨の1つ目のデメリットは価格の変動が大きいという点です。
メリットでもお伝えしましたが、仮想通貨は価格の変動が激しく、ハイリスクハイリターンな投資です。
短期間で数倍に資産が膨らむ場合もあれば、逆に投資した資金がほとんど無くなる場合もあり得ます。
そのため、投資に回せる余裕資金が少ない時に無理をして仮想通貨を始めるのは危険な行為ですよ。
税金面で不利
仮想通貨の2つ目のデメリットは他の投資と比べて税金面で不利だという点です。
詳しくは下の図の通りで、日本では仮想通貨が株式投資や投資信託、FXなどのほかの投資よりも不利な税金の仕組みとなっています。
仮想通貨での所得+給与所得の金額 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円以上~330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円以下~695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円以上~900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円以上~1800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1800万円以上~4000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
株式投資、FX等の所得 | 税率 | 控除額 |
上限額無し | 20.315% | 0円 |
公務員ができる投資のうち、仮想通貨だけは累進課税で本業の給料と合算で所得税・住民税がかかってしまいます。
そのため、仮に仮想通貨で大きな利益を得られても累進課税で最大55%が税金として取られてしまいますので、株式やFXと比べると大きなデメリットですね。
仮想通貨で利益が出たら税金は?
仮想通貨のデメリットで税金面で不利だとお伝えしましたが、実際に仮想通貨で利益が出たときに、具体的にどのような仕組みで税金がかかるのか気になりますよね。
そこで次は仮想通貨にかかる税金の申告について見ていきましょう。
仮想通貨で得た利益の税金は、雑所得に分類され、所得額によって納税の必要性が変わります。
年間所得が20万円以下
仮想通貨で得られた所得が年20万円未満の場合は、確定申告する必要はなく、所得税はかかりません。
利益については、仮想通貨を日本円に換金したときや買い物をした段階で確定するので、年20万円を超えそうなときは換金せず調整することもできます。
年間所得が20万円以上
仮想通貨で得られた所得が20万円以上の場合は確定申告を行う必要があり、所得税の支払いが発生します。
また、デメリットでもお伝えしたように、仮想通貨は総合累進課税が適用されるため、本業の給料と合算で最大55%の累進課税がかかります。
住民税は20万円未満でも申告する必要がある!?
所得税については、20万円を超えた場合に確定申告と納税の必要があるということをお伝えしましたが、住民税に関しては20万円未満であっても申告の必要があります。
年間所得が20万円以上の方は所得税で確定申告をしているので、住民税の申告の必要はありませんが、確定申告をしていない20万円未満の方は住民税の申告をしなければいけませんよ。
仮想通貨以外の公務員ができる副業は?
ここまで、仮想通貨の税金について見ていきましたが、公務員は他にどんな投資や副業が出来るの?と気になっている方も多いですよね。
実は公務員が合法的にできる投資や副業はかなり多いです。
そこでこちらの記事で公務員が可能な投資、副業についてまとめていますので、ぜひご覧下さいね。
まとめ:公務員は仮想通貨OK!注意点を抑えて賢く稼ごう!
今回は公務員が可能な投資の1つ、仮想通貨のメリット、デメリットや税金面についての仕組みについてお伝えしました。
・仮想通貨はかなりハイリスクハイリターンな投資
・仮想通貨は総合累進課税で最大55%の税金
・公務員でも合法的に出来るがあまりおすすめ出来ない
仮想通貨は公務員でも合法的に出来る投資ですが、安定して利益を生み出すという面では向いていない投資です。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、自分に合った投資や副業で収入源を増やしていきましょう。
以上ザワングでした。