公務員が出向するとどんなメリットやデメリットがあるのか気になっている人はいませんか。
出向することで、今までとは環境や業務内容が大きく異なる別の自治体や民間企業で働くのはとても不安ですよね。
そこで今回は元公務員の経験を生かして、出向のメリットとデメリットを詳しく解説していきますので、是非最後までご覧ください。
目次
公務員の出向って?期間はどのくらい?
民間企業と異なり、公務員は出向のイメージがあまりないという方も多いですよね。
公務員の出向先についてや期間についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
公務員の出向の3つのメリット
出向についてお伝えしましたが、公務員が出向するメリットはどんなことがあるのでしょうか。
出向することで得られる3つのメリットを詳しくみていきましょう。
・視野が大きく広がる
・人脈も広くなる
・出向する人は出世コースに乗りやすい
視野が大きく広がる
公務員の出向の1つ目のメリットは視野が大きく広がるという点です。
出向をすると、その自治体で働き続けるだけでは得られない経験や知識を得ることができるので、出向後はかなり視野が広くなりますね。
人脈も広くなる
公務員の出向の2つ目のメリットは人脈も広がるという点です。
新しい環境で仕事をこなしていくので、その業界や組織内で人脈を作ることができます。
特に公務員は人間関係が閉鎖的になりがちなので、出向をすると人脈が広がります。
出向する人は出世コースに乗りやすい
公務員の出向の3つ目のメリットは出世コースに乗りやすいという点です。
確実ではないものの、出向する人は基本的に人事担当から優秀な職員と判断しているので、出向後は人事課や財政課、秘書課などに異動し、そのまま出世コースに乗りやすいです。
公務員の出向の3つのデメリット
公務員の出向については良い点ばかりでなく、デメリットもいくつかあります。
そこで次は公務員の出向の3つのデメリットを詳しくみていきましょう。
・出向先ではゼロからのスタート
・出向先がブラックな場合が多い
・業務内容にやりがいを感じにくい
出向先ではゼロからのスタート
出向の1つ目のデメリットは人間関係や経験がゼロからのスタートになるという点です。
出向先では、今までの公務員としての経験をまったく生かすことができず、業務について一から勉強しなければいけない場合もあります。
特に民間企業に出向した場合は、公務員では経験しないビジネスの知識やマナーを求められるので、肩身の狭い思いをするかもしれませんね。
出向先がブラックな場合が多い
出向の2つ目のデメリットは出向先がブラックである可能性が大きい点です。
出向先での残業時間は、改善されつつあるものの、月40時間~100時間を越えることもあり得ます。
特に公務員同士の出向だと前任者も沢山の業務をこなすことができる出向者であることが多いです。
そのため、前任者から引き継ぐ業務内容は激務であることが多く、残業時間も必然的に増えてしまう可能性があります。
業務内容にやりがいを感じにくい
公務員の出向の3つ目のデメリットは業務内容にやりがいを感じにくい点です。
出向先で担当する業務は、基本的にはルーティンワークで、やりがいや達成感を感じにくい仕事をします。
企画、予算などの組織に主体的に関わることになる業務はできないと考えておいて良いでしょう。
まとめ:出向のメリット・デメリットとは?
今回は公務員の出向のメリットとデメリットについて解説しました。
・公務員の出向は出世コース
・視野、人脈が大きく広がるチャンス
・業務内容や人間関係で苦労する場合もある
公務員の出向は良い点ばかりではないですが、自身のキャリアのために経験をしておいて損はないですよ。
もちろん優秀な職員でしか出向はできないので、その自治体で出世したいという方は、出向を経験しておくべきですね。
以上ザワングでした。