かなり大変って聞くけど実際どうなんだろう?
公務員の人事異動でケースワーカーになる人は特に仕事の不安が大きいですよね。
ケースワーカーは生活保護をはじめとした、市民の最後の砦となる仕事のため、
メンタルが強くないとできないとか、
うつ病になる人が多いといった噂もよく聞くと思います。
私も実際ケースワーカーの仕事をしたことのある友人から話を聞く機会があり、
人事異動の日に福祉事務所に異動になった時、とても不安だったと話していました。
そんな悩みや不安を解決するため、
今回はケースワーカーの仕事内容と、魅力を解説していきます。
・ケースワーカーの仕事内容
・ケースワーカーのやりがい、魅力
・ケースワーカーの悩み
実際はどうなのか知りたいという方に向けて、とても有益な情報を解説しておりますので、
ぜひ最後までご覧ください。
目次
ケースワーカーはキツイ?どんな仕事するの?
まずケースワーカーの主な仕事について見ていきましょう。
大きく分けると3つあります。
1:市民との相談
2:生活保護受給のための調査
3:訪問調査・自立のサポート
それぞれ具体的に見ていきましょう。
1:市民との相談
まずは、生活に困っている市民の方との相談をします。
生活保護制度を利用したい方の多くが、福祉事務所に来所したり、電話で相談をします。
他に利用できるものがないかも確認します
2:生活保護受給のための調査
これがかなり大変な仕事です。
生活保護を受給したいと相談した人の生活状況や預貯金・財産の状況を調査します。
調査しなければいけない項目は多岐にわたり、
・生活状況(住宅・日々の生活等の調査)
・資産(預貯金や保険・不動産の調査)
・家族・血縁関係(金銭的に助けられる人はいないかの調査)
・収入(年金や給料の状況を調査)
・体調・病気(本人が働ける状況にあるかの調査)
などたくさんの項目からその人が、生活保護を受給できるのかを判断していきます。
3:訪問調査・自立のサポート
生活保護を受給している方の、生活状況・収入状況を毎月確認します。
不正受給がないことの確認はもちろん、受給者が自立するためのサポートをしたり、
相談に応じ、自立した後のその後の生活も観察します。
ケースワーカーになるには?
地方公務員のケースワーカーは専門職の福祉職がなるイメージが強いと思いますが、
一般職でも異動でケースワーカーになる可能性があります
そのため、公務員になったからと言ってケースワーカーになるかは異動次第です。
しかし、どの自治体も共通して、生活保護の相談が増えている現状もあり、
ケースワーカーに対するニーズはかなり高まっています。
ケースワーカーの仕事内容と、なり方について分かりましたので、
次はケースワーカーの魅力ややりがいは何か、実際に働いている人の意見を紹介します。
ケースワーカーのやりがいとは?
そんなハードでツライというイメージを持たれるケースワーカーですが、
次はやりがいや魅力について見ていきます。
実際に働いている人から聞いた話なので、是非参考にしてください。
ケースワーカーのやりがい・魅力は大きく2つあります。
1:困っている人を助ける仕事
2:専門知識が身につく
困っている人を助ける仕事
ケースワーカーは、相談者一人ひとりと向き合い、「困っている人を助ける」仕事です。
特に担当していた生活保護の受給者が、
自立して働けるようになった時の達成感は他に味わえないものがあります。
社会的に弱い立場の人を助けるからこそ、
正義感の強い人間だとケースワーカーとの相性は良いですね。
専門知識が身につく
ケースワーカーの2つ目の魅力は、福祉関係の法律や制度に詳しくなれるというものです。
ケースワーカーになると非常に覚えることが多いですが、
自分のものになれば、適切な相談やアドバイスができるようになるうえ、
特化した専門知識を自分のキャリアとして積み立てることもできます。
覚えておいて損はないです。
魅力ややりがいを見たところで次は実際に働いている方の悩みについて見ていきます。
病休も多いケースワーカーの悩みとは?
やりがいや魅力について解説したので、次はケースワーカー特有の悩みについて解説していきます。
こちらも実際に働いている人が悩んでいたことなので是非参考にしてください。
ケースワーカーの方が悩んでいることや大変なことで多く聞くのは
1:仕事量の膨大さ
2:精神的にハードな仕事内容
こちらの2つです。
1:仕事量の膨大さ
ケースワーカーは前述したように非常に沢山の仕事があり、
福祉関係のありとあらゆる知識が必要となるため、
人によりますが、休息できる時間がほとんどとれないです。
ケースワーカーに対する需要も高まっているため、
1人当たりの仕事量が増えているのも現状としてあります。
2:精神的にハードな仕事内容
ケースワーカーは生活や金銭的な悩みの相談はもちろん、
市民の方の様々な不満や考えをぶつけられることもよくあります。
そのため特に人間関係や、市民とのかかわりの中で
精神的なストレスを感じる人が多いです。
ケースワーカーの悩みは、やはり仕事のハードさを挙げる人が多いですね。
そんなケースワーカーの魅力と悩みについて分かったところで、
次はより深くケースワーカーについて知りたい人におすすめの本を紹介します。
これからケースワーカーになる人必読!まずはこれを読め!
今回ケースワーカーの仕事内容とやりがいについて解説しましたが、
ここまで読んでくださった方に「健康で文化的な最低限度の生活」という漫画をおすすめします。
私もタイトルのインパクトにつられて読んでみましたが、
まさにケースワーカーの魅力・辛いところ・日々の日常を抽出したリアルな内容となっています。
漫画なので手軽に読みやすいので、移動や空き時間に是非読んでみてください!
特にこれからケースワーカーになる人や現在公務員として働いている方は
読むとケースワーカーや生活保護についてかなり理解が深まります。
まとめ:ケースワーカーの魅力とは?
ケースワーカーの仕事は生活保護受給者をはじめ、
生活に困窮する方を助ける仕事であると分かりました。
仕事内容は多岐にわたり、非常にハードであることは間違いないです。
その反面、これから需要が高まる福祉関係の専門知識が身につく上、
困っている人に寄り添い自立を目指すという点でかなりやりがいのある仕事です。
これから配属される方は不安もかなり大きいですが、
自身のキャリアアップや、経験の場と割り切ってみると不安も払拭出来ます。
以上ザワングでした!